先週の金曜日、12月5日の5限にMMホールで平成26年度 秋季英文学会講演会があり、東京大学教育学部教授の斎藤 兆史先生が “英語と教養を同時に身につける学習法”、という演題でお話しして下さいました。
斎藤先生はNHKの語学番組、3カ月トピック英会話 “聴く読むわかる!英文学の名作名場面” で講師をされていたこともあり、今回の講演会の中でも、「最近は英語学習といえば実用的なコミュニケーションやTOEIC・TOEFLなどがもてはやされ、文学や教養英語は悪玉扱いされているようですが本当にそうでしょうか」と言っておられました。
また具体的な一例として、スヌーピーの4コマ漫画を挙げられ、このオチを理解するには英文学の知識が必要…と、チャールズ・ディケンズ “オリバー・ツイスト” の映画の一場面を鑑賞しました。
オリバー・ツイストは何度も映像化されているらしいのですが、4本ほど先生が紹介された中の1968年のミュージカル映画 “オリバー!” はなんとLLライブラリにあります!LL自習室で視聴できます!
他にも、英語と教養を身につけるための学習法として「映画(ときに漫画)や芝居を見るときには何かの下敷き(intertextuality)があるのではないかと疑ってみる。たとえば映画 “ブリジットジョーンズの日記” はジェーン・オースティンの“Pride and Prejudice” が下敷きとなっていて…」とコリン・ファース主演のBBC版 “高慢と偏見” を紹介されていました。
“ブリジットジョーンズの日記” も、コリン・ファースの “高慢と偏見” もLLライブラリにあります!
“Pride and Prejudice” の映像化作品は2005年のキーラ・ナイトレイ主演 “プライドと偏見” もLLライブラリにあるのですが、私の個人的な好みから言うとコリン・ファースのBBC版のほうがおススメです。 TVドラマシリーズなので全部観るには6時間ほどかかりますがコリン・ファース演じる富豪貴族のマーク・ダーシーにアナタも夢中になるかもしれません♪
LLライブラリには他にも英米文学作品の映画DVDがあり、斎藤先生も薦められていましたが英語字幕で観ることもできますので是非観にきてください! (M)