こんにちは、SMK英語情報局です!
11月も今週で終わってしまいますね。早いものです。
中学生や高校生のころ、「大人になったら時間が過ぎるのが早いぞ」とよく言われて、
「そんなに早くなるものか?」と思っていたのに、本当に早くてびっくりです(笑)
まさに、光陰矢の如しです・・・。
英語にすると、”Time flies like an arrow” ですが、
“Time flies” とだけ言うのが一般的なようです。
とはいえ、飛んで行ってしまうというイメージは同じなようですね。
日本語と英語、異なる背景を持つことばに似通った表現があると不思議なきもちになります。
ということで本日のテーマは「Saying」です!
実は、毎月発行している SMK Monthly Crossword で
ことわざ(saying/proverb)は頻出しています(笑)
日本でもことわざ辞典あるように、英語圏にもことわざ辞典があって、
わたしはいつも Oxford Dictionary of Proverbs を参考にしています。
調べた単語の意味や、出典、その単語が登場する文や本が記載してあります。
ちなみに “time” を調べてみると・・・
“There is a TIME and place for everything”
“TIME and tide wait for no man”
“TIME flies”
“There is a TIME for everything”
が載っていました。
”TIME flies” の欄をみてみると、一番古い使用例が
だいたい1390年頃の Geoffrey Chaucer の Clerk’s Tale で、
“For through we slepe or wake, or rome, or ryde, Ay fleeth the tyme” の文で使われているようです。
チョーサーの時代は中英語なので綴りや文法が違いますが・・・
こんな古い時代から使われている表現なんですね~
“Time flies” くらいなら日常会話でもぱっと使いやすいですよね!
ほかにも日本語でよく使うことわざの意味と似たような意味を持つものが
英語のことわざにないか探してみました☆
★☆★☆
●百聞は一見にしかず
→ Seeing is believing / One picture is worth ten thousand words
●郷に入れば郷に従え
→ When in Rome, do as the Roman
●早起きは三文の徳
→ The early bird catches the worm
●急がば回れ
→ Haste makes waste
●ちりも積もれば山となる
→ Many a little makes a mickle
●千里の道も一歩から
→ Great oaks from little acorns grow
★☆★☆
いかがでしょうか?
ほんの一例で、似たような意味をもつものはまだまだたくさんあります!
「百聞は一見にしかず」の “One picture is worth ten thousand words” なんかは、
本当に似たような言い方をしていますよね。
「急がば回れ」は日本語だとアドバイスをしているような言い方ですが、
英語だと失敗例をつきつけていて面白いです。
“haste” と “waste” で韻を踏んでいるのも英語らしくて面白ポイントですね!
「千里の道も一歩から」は老子が出典だそうで、中国由来のことわざです。
英語では “acorns“(どんぐり)と木を使って表現しています。
どちらも小さなことをこつこつと積み上げていくことが大事という意味ですが、
どちらかといえば「千里の道も一歩から」のほうが、
自力で努力するイメージが湧きやすいですね。
英語のことわざ辞典をみていると、
「あー、これ日本語でもこんな言い方であるな」とか「こういうの日本語でなんて言うんやっけ」とか、
記憶力の訓練にもなりそうです(笑)
ほかにも、英語圏ならではの意味のものも多く、読んでみると面白いですよ^^
会話やメールのやり取りなどで、さらっとことわざが使えるとちょっと鼻が高いですね!
LLライブラリには、
実は英語の辞書もあるので、
調べ物がしたいときにもうってつけです♪
ぜひみなさんご利用ください^^
以上、第87回SMK英語情報局でした☆
編集:SMK