こんにちは、SMK英語情報局です。
1月ももう終わり・・・
ついこの間新年を迎えたばかりなのに、
めちゃくちゃ早く感じます。
先月が遠い昔のよう・・・・・・・。
そういえば先月末、M局員とH局員と、
Bohemian Rhapsody を観にいってきました♪♪♪
ご覧になられた方も多いかと思いますが、
Queen の結成から、Live Aid というライブまでを物語にした、
Queen の、フレディ・マーキュリーの映画です。
映画のはじまりから終わりまで、
Queen の曲がちりばめられていて、
物語はさることながら、音楽にも聞き惚れてしまう映画でした。
今日のテーマはこの映画のスタートを飾った1曲、
「Somebody To Love」です!
Queen といえば、
We Will Rock You や、We Are The Champions、
I Was Born To Love You などが頭に流れる方が多いと思います。
私自身、CMやテレビやBGMで流れているものなら知っている、という程度で、
あまり Queen そのものもよく知らずに映画を観ました。
なので1番初めに流れてきたこの Someboody To Love も知らなかったのですが、
初めて聞いたばかりなのに、とても気に入りました。
なんとなく軽く明るい感じの曲調で始まる曲なのですが、
歌詞は大部分が少し寂しい雰囲気で、
最後の方なんかは、寂しい心の叫び爆発、みたいな印象を受けます。
でもそこがいいんですよねえ~。
まだ聴いたことがない方は、ぜひ聴いてみてください^^
さて、タイトルにもなっている “somebody to love” ですが、
“Find me somebody to love” という形、もしくは、
“Can anybody find me somebody to love?” という形で、
歌詞にたっくさん登場します。
“Find me somebody to love” という文をみて、
みなさんはどう訳されますか?
まず “find me somebody” なので
「わたしのために誰かを探してほしい」
ということになりますよね。
そして、”somebody” には 不定詞の “to love” がついて修飾してあります。
この “somebody to love” をどう訳されますか?
“love” という動詞と “somebody” という名詞があるなら、
①自分が愛する誰か
②自分を愛してくれる誰か
思い浮かべるのはこの2つのどちらかだと思います。
わたしは聴いていて、「誰か愛せる人を見つけてほしい」、
つまり自分が愛す側で意味を捉えたのですが、
ふと、どうして「愛してくれる誰か」だと思わなかったのか、
その考えが頭に浮かばなかったのか、
なんでそう思ったんだよ!とつっこまれると、
はて???となりそうだったので考えてみました。
人/物 + to不定詞はたとえば、
③ “I’m waiting for her to call me.” とか、
④ “I have a thing to do.” とか、よくみられる形ですね。
③だと「彼女が電話してくれるのを待っている」、
④だと「やることがある」となります。
でもこの2つでは、”somebody to love” のときのように、
2つの訳の可能性があるかも?なんてならないですよね。
“her to call me” とあれば「電話をする」のは「彼女」だし、
“a thing to do” なら「する」のは主語の「わたし」だし、
「電話をする」のが主語の「わたし」だったり、
「する」のが「こと (a thing)」だったりするわけないんですよ。
なぜ「だったりするわけないのか」、
そうやってとってしまうと意味が通らないというのもありますが、
③と④の to不定詞には実はちょっとした違いがあるのです。
③の to不定詞の隠れた主語があって、それが “her” なのですが、
④の“to do” の主語は “I” で、”a thing” は “to do” の目的語になっているんです。
“do” は他動詞で目的語をとるので、”a thing” がその目的語となるんですね。
ここで “somebody to love” に戻ってみると・・・
“love” は他動詞なのに目的語がありません!!
ということは “somebody” は “to love” の目的語になり、
“to love” をするのは「わたし」ということになるのです!!!
だから「愛せる誰か」となるわけですね~~~。
すっきり・・・・・・・・・・・。
ただこれはわたしが導き出した答えなので、
はあ?と思う方はLLライブラリにある文法書で、
みっちり調べてみてください☆
LLライブラリでは、
文法書はもちろんのこと、
参考書や、わかりやすい解説本も
たくさんあるのでみなさんぜひ来てください♪
以上、第64回SMK英語情報局でした☆
編集:SMK