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☆SMK英語情報局☆ 第11回 翻訳タイトルの巻

こんにちは、SMK英語情報局です。

本日は祝日ですが、授業がある方も多いのではないでしょうか?いつもどおり頑張りましょう!

 

前回前々回映画総選挙2017の結果をお伝えしましたが、結果を眺めているだけでいろいろな発見があり楽しいです。

投票の理由を見ると「泣けるから」や「楽しいから」など十人十色で、

人の判断基準というものに決まりは無いということを改めて実感させられます。

 

結果を発表するにあたって、映画の原題日本語の題名を両方とも掲載したのですが、

そのふたつのタイトルの関係を見るのも面白いですよ。

ということで今回のテーマは「翻訳タイトル」です!

 

2位になった Harry Potter(ハリー・ポッター) や 3位の Titanic(タイタニック)、5位の Hairspray(ヘアスプレー)などなど、原題をそのままカタカナで表記したものもあれば、

ローマの休日』(Roman Holiday)や『ナルニア国物語』(The Chronicles of Narnia)など、そのまま日本語に訳してあるものもあります。

 

1位の The Devil Wears Prada(プラダを着た悪魔)は使われている単語はそのままで、

SVOの題名から名詞句 noun phrase のタイトルへと少し形を変えて訳されています。

少しだけ形を変えているといえば、Legally Blond は『キューティ・ブロンド』と一部だけ単語を変えて訳されています。

“Legally” と “Cutie” では意味がまったく違いますが、”legally” は一般的に日本人にとってなじみの無い単語で、

イメージがつきにくいため「キューティー」が使われたのではないでしょうか?

同じくなじみの無い冠詞 article前置詞 preposition が省略されてカタカナ表記にされていることも多いようです。

 

このように、そのまま原題を日本語に訳すのではなく、日本語になじみやすいタイトルに変更されているものもたくさんあります。

例えば、Tangled はカタカナ表記にも直訳もされずに、グリム童話のドイツ語の原題 Rapunzel からそのままカタカナ表記のラプンツェルが使用され、『塔の上のラプンツェル』となっているようです。

 

日本語の題名が原題と全く正反対の意味になっているものもありました。

例えば・・・The Fault in Our Stars は直訳すると「わたしたちの星のせい」なのに、日本語タイトルは『きっと、星のせいじゃない。』となっています。

また『ジュリエットからの手紙』も原題は Letters to Juliet なので、手紙の貰い手が逆になっています。

わたしはどちらも映画を観ていないので、このタイトルがなぜ反対の意味に訳されているのかはっきりとわかりませんが、

映画を観てみればその答えがわかるかも・・・?!『きっと、星のせいじゃない。』はLLライブラリにDVDがあるので、ぜひ観てみてください♪

 

こうして原題と日本語タイトルをみてみると、自分ならどんな日本語タイトルにするだろう、と妄想が広がりますね!

ちなみにわたしは、『君の名は。』の英語タイトル Your Name. をなんで Your Name Is. じゃないんだろうと言って、

ある先生に「センスない」と一蹴されました (^^;)てへ

 

みなさんも、LLライブラリでいろいろな映画をみて、映画にあったタイトルを考案してみてくださいね!

ちなみに、映画だけではなく、本でも可です。日本語の題名から英語に訳してみるのも面白いかもしれません☆

 

以上、第11回SMK英語情報局でした。

編集:SMK