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What's New 優れたペア・プレゼンテーションの構造は「起・転・結」 - 清水教授の研究論文が学会誌に採択されました。
本学科グローバル・コミュニケーション専攻の清水利宏教授(博士:英語学)の研究論文「Award-Winning Pair Presentations Explored: A Statistical View (受賞ペア・プレゼンテーションを探る:統計的視点)」が、日本国際情報学会編『国際情報研究』(第20号)に採択され、2023年12月に公刊されます。
優れた「ペア・プレゼンテーション」の構造的特徴を考察した同論文は、2名の発表者による役割交代の頻度やタイミング、両者の発話量の時系列的推移に着目。言語統計処理や時系列自己相関分析の結果を先行研究のデータと比較することで、優れたペア・プレゼンテーションには、自然対話形式による頻回な役割交代が存在することに加え、日本型の“起承転結”や英語圏型の“起・承・結”ではなく、「起・転・結」の時系列構造が観察されることを示しました。
「ペアによるプレゼンには、ペアだからこその特徴的な構造があることがデータから示唆されました。ひとつの発表原稿を単に2人で分割して読むだけでは、優れたペア・プレゼンテーションにはならない、ということです。」(清水教授)