前原澄子先生の「卒業研究II」(ゼミ) にお邪魔しました。ゼミは3年次・4年次の2年通年で開講され、今回は4年生ゼミのレポをお届けします。

前原先生ゼミのテーマは「英文学：シェイクスピアの劇」です。前原先生のゼミでは、3年次にシェイクスピアの劇をアニメや人形劇にしたものを観ることから始まります。鑑賞する作品は計5作品で、観賞した後はそのスクリプトを全員で精読。そして、各劇の精読が終わるごとにレポートの作成などをすることで、作品への理解を深めていきます。4年次では3年次で学んだことを踏まえて、それぞれの興味のあるテーマを見つけ、卒論に向けての研究が始まります。

今回のクラスでは、2名の学生がそれぞれの研究テーマについてプレゼンを行い、プレゼン後は、他の学生からの質問タイムがありました。中にはすぐに答えられないような鋭い質問もあり、研究テーマをさらに深めていくきっかけとなっているように感じられました。質問には前原先生が答えられる場面もあり、シェイクスピアが活躍した時代のイギリスやヨーロッパの時代背景など詳しく説明され、発表を行った学生は先生の言葉を一言一句逃さぬようメモを取っていました。

発表・質問後には卒論がより良いものとなるよう、前原先生からのアドバイスがあったうえ、参考となる文献についての資料が発表者に渡され、学生たちは感謝のことばを述べながら早速資料に目を通していました。

（文責・下垣充穂）