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What's New 新任の先生をご紹介:加藤丈太郎先生
2022年度、英語文化学科には新しく2名の先生が着任されました。新任の先生方をご紹介するため、いくつか質問にお答えいただいたのでご紹介します!
今回は加藤丈太郎先生の Q&As をどうぞ☆
(教員プロフィールでも業績や担当科目などをご覧いただけます)
Q. 自己紹介をお願いします
A. 武庫川女子大学への着任にともない、東京から西宮市に移ってきました。これからよろしくお願いします。学生時代のイギリス語学留学がきっかけで人種差別に関心を持ち、NGOで日本に暮らす移民(外国人)の支援活動に14年従事してきました。その後、2017年4月に移民研究の道に転じ、その成果を単著『日本の「非正規移民」ー「不法性」はいかにつくられ、維持されるか』(明石書店)として2022年3月に出版しました。移民支援・研究のおかげで、色々な国出身の友達がいます。また、俗に言うエスニック料理にも詳しいです。国際交流、多文化に興味がある皆さん、ぜひ、気軽に話しかけてください。
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Q. ご専門の分野について教えてください
A. 移民研究が専門です。ここ数年は日越(ベトナム)間の人の移動に着目しています。2010年代中盤から、多くのベトナム人が技能実習生、留学生、エンジニアとして来日するようになりました。そもそも、なぜ彼/彼女らは日本に来たのか。ベトナム人を受け入れている会社はその受け入れをどのように捉えているのか。地方の地場産業はいかに彼/彼女らに支えられているのか。ベトナムへの送金はベトナム社会経済の発展に寄与しているのか。ベトナム人は自身の将来をどのように見据えているのか。これらの問いを、彼/彼女らにインタビューを続ける中から考えています。
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Q. 大学生や高校生におすすめの英語の勉強方法やアドバイスを教えてください
A. 高校1、2 年生の頃は英語が苦手科目でした。しかし、高校3年生の時には英語が大学入試の得点源となるくらいまで英語力が伸びました。なんとなく英文和訳をするのではなく、SVOCから文法を積み上げ、短い文章の精読を繰り返す重要性に受験勉強の過程で気がつけたからです。また、英単語は丸暗記をするのではなく、文の中で覚えるようにしましょう。言葉は生きています。前後の言葉と関連づける中で自ずと覚えられます。あとは、とにかく恥ずかしがらずに発話することです。たくさん間違えると、たくさん直してもらえます。その分、早く会話力を向上させられます。
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Q. 趣味や好きなことは何ですか?
A. 趣味はヨガです。研究の道に入ると、デスクにいる時間が長くなることに気がつかされます。姿勢の改善を目的にヨガを始めたところ、その魅力にハマり、気がつけばヨガ歴は5年になります。
好きな事は海外での交流です。現地の友人を頼りに地元の人と交流できる場所に出かけるのを楽しんでいます。韓国には気がつけば10回以上行っています。今では、家に泊めてくれる友人もいます。アメリカ・ニューヨークに留学をしたときは、メキシコ出身の若者たちと仲良くなりました。彼/彼女らが通うコミュニティカレッジを訪ね、講演をする機会にも恵まれました。
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Q. 大学生や高校生におすすめの本を教えてください
A. ヴィカース・スワループ(2009)『ぼくと1ルピーの神様』武田ランダムハウスジャパン
ビゼイ・ゲワリ、田中雅子(2022)『厨房で見る夢ー在日ネパール人コックと家族の悲哀と希望』上智大学出版
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Q. 最後に、武庫女生のみなさんにメッセージをお願いします!
A. 英語はより多くの人と交流できる可能性を広げてくれます。私自身、英語が話せるようになって世界が大きく広がりました。コロナ禍による制約が続く中でも、皆さんが多くの人と出会い、多様な価値観に触れ、かけがえのない経験をされることを願っています。私も皆さんと一緒に学び、共に成長していきたいです。これから、どうぞよろしくお願いします。