アメリカ分校 文化訪問(Cultural Visit)が行われました
Pei-Ju Wong 先生の会話のクラスが Retirement Village(老人ホーム)で校外授業を行うとのことで同行して参観させてもらいました。McDonald という教室前に集合し MFWI のバンで目的地まで向かいます。MFWI から車で20分ほどでしょうか、Wong 先生はご自宅がホームの近くということで学生とは現地で落ち合いました。
学生がテーブルに着席していきます。一つのテーブルに学生一人とインタビューに応じてくれる方が一人という形式で、周りに頼れる友達はいません。最初は不安そうな面持ちの学生もいましたが、一度インタビューが始まれば楽しそうに英語でのインタビューの活動をしています。
英語でのインタビューが終わると、お礼を込めて参加した学生全員で歌を披露しました。今回は日本の若者による訪問という文化交流のイベントですので日本の歌を披露しました(『世界に一つだけの花』)。参加者には英訳をつけた紙を配布しました。
英語文化学科の学生とイベントに参加してくれた方々とのやり取りを見ていて、外来語(カタカナ語)が通じにくいということがありました。外来語は日本語のカタカナの発音では通じないことが多いものです。チャペルが施設の中にあり、チャペルのことが会話で話題に出てきても「chapel(チャペル)」を英語で正確に発音するのはなかなか難しく通じにくかったようです。カタカナ語は現在の日本語によるコミュニケーションの中でも増加の一途なので、日本語通りの発音ではほとんど通じないということを認識する経験はとても重要です。
MFWI では outing(校外授業)が多く用意されていますが、数が多いだけではなく、交流する相手も小学生からお年寄りまでアメリカの様々な年齢層の人々と交流できるように配慮されています。私達がコミュニケーションを取るのは同世代とは限りません。このような活動を通して英語のリスニング力やスピーキング力が自然と鍛えられていくと同時に様々な世代の人々とコミュニケーションを取る練習にもなっています。
(写真・文 三浦秀松)