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What's New 本学科教員が心理科学研究会『2025年秋の研究集会』全体シンポジウムに登壇しました
本学科のウィックストラム由有夏准教授(グローバル・コミュニケーション専攻)は、10月12日にオンラインで開催された心理科学研究会『2025年秋の研究集会』の全体シンポジウム「戦争と心理学 パート2―学校や地域での暴力に心理学者はどう向き合うか―」において、登壇者の一人として話題提供を行いました。
ウィックストラム准教授は、在日コリアンの母親たちを対象とした質的調査をもとに、構造的抑圧や交差的な困難を背景とした子どもの学校選択をめぐる葛藤について報告しました。発表では、ジェンダーとエスニシティが交差する中で在日コリアン女性と子どもが直面する制度的排除や差別の構造を明らかにし、語りを通じて可視化されにくい暴力や排除のメカニズムを社会的文脈から捉え直す重要性を論じました。
本シンポジウムでは、学校や地域における身近な暴力の構造を多面的に検討し、心理学および社会科学がいかに人間の尊厳と包摂に寄与できるかについて有意義な議論が交わされました。