What's New 授業レポ:三宅弘晃先生「英語の文化的背景A」

英語グローバル学科では、魅力ある科目がたくさん開講されています。授業にお邪魔させていただき、その様子をレポートします。


今回は三宅弘晃先生の「英語の文化的背景A」にお邪魔しました。隔年の開講で、3、4年生が対象の科目です。

「英語の文化的背景」は、社会的事象や政治などの社会的な側面から言語を学び、言語と社会がどのような関係にあるかを理解することを目的とした科目です。特に英語に焦点をあて、英語が世界で話されるようになった背景と、世界での英語の役割を学びます。

この日の授業では、社会言語学の入門として、「英語は簡単だ」という言説を題材に、言語の難しさとは何か、をテーマに進められました。

学生は事前にテキストを熟読し、授業前半に数名が発表を行いました。とてもよくテキストを読みこんだうえでの発表で、発表後は三宅先生から「教えることがなくなった」とのコメントが聞かれたほどです。世界のさまざまな言語を例に取りながら、文法・語彙・使い方といった要素ごとにその違いを見て、「簡単な言語」という思い込みについて議論がなされました。

授業後半は講義が行われ、学生はテキストやノートに書き込んだり、ノートパソコンにメモを取るなどしながら傾聴していました。英語の単語や文法だけを学ぶのではなく、社会的な背景や歴史とのつながりを知ることで、英語、言語への理解がより深まる授業でした。

三宅弘晃先生のプロフィールはこちらからご覧いただけます。

文責:下垣充穂