英語グローバル学科では、魅力ある科目がたくさん開講されています。授業にお邪魔させていただき、その様子をレポートします。

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今回はウィックストラム由有夏先生の「Introduction to Global Studies」を取材しました。「Introduction to Global Studies」はグローバル・コミュニケーション専攻2年生を対象に開講されている科目で、グローバル・スタディズの基本的な概念や諸問題について学ぶことを目的としています。

この日の授業のテーマは「労働について」ということで、アルバイトなどの自分の体験談をペアになって話し合うところから始まりました。ペアワークではただ自分の経験を語るだけではなく、経験を社会的・文化的な課題という観点から考えた意見を話し合います。ペアワークのあとは数人が経験談とそこから得た考察を発表し、具体的なエピソードとともに社会の問題点を教室全体で共有していました。

学生の発表からは、自分の体験したこの部分は、考えてみればこういった問題があったという意見が多く聞かれました。自分自身の経験を振り返ることで、文化、ジェンダー、多様性、差別などといった視点からの問題点への気付きがより得られるようになっていました。

テーマは社会に深く根差すものであり、重いものだとは感じましたが、同級生の経験談には時折共感の声があがる場面も見られたほか、発表者の率直で辛辣な意見には教室全体でくすりと笑ってしまうような場面もありました。

ウィックストラム由有夏先生のプロフィールはこちらからご覧いただけます。

文責・下垣充穂