What's New 本学科の教員が英語教育学の国際学会で発表を行いました

2025年2月14日から16日にかけてカンボジアの首都プノンペンで開催されたカンボジア英語教育学会第21回年次大会(CamTESOL)において、本学科から4名の教員が研究発表を行いました。

ケビン・バートレット先生は“Incorporating L1 in L2 Classrooms through Translanguaging”(トランスランゲージングを通じたL2教室におけるL1の活用)と題する発表で、L2 (第二言語=英語) の授業において、学生のL1(第一言語=日本語)をサポートツールとして活用する方法を紹介しました。ケビン先生はトランス・ランゲージング(複数の言語を行き来しながら活用する言語運用の枠組み)を活用することによって、批判的思考力とアクティブラーニングを促進するアプローチを提案しました。

クリス・エドルマン先生は、田中真由美先生およびアニータ・エイデン先生(共通教育部)との共同発表 “Developing English Presentation and Speaking Skills in an International and Academic Context” ( 国際的かつ学術的な文脈における英語プレゼンテーションとスピーキングスキルの開発 ) において、本学女性研究リーダー育成推進センターが主催するワークショップ「女性研究リーダー育成のための英語スキルアップ研修プログラム」(全5回)について、ワークショップの概要と測定された効果について報告し、今後の方向性や改善点の考察を行いました。

古畑真美先生は“Course Creation and Development with a Global Outlook”(グローバルな視点での授業開発)と題して、今年度から英語グローバル学科でスタートした2専攻制のもとグローバル・コミュニケーション専攻に設けられた、英語を使用して多文化・多言語環境の中で仕事をするグローバル・キャリア志向について考えるための授業の開発と実践について報告を行いました。

CamTESOLは世界中から外国語としての英語教育に携わる教育・研究者が集結する国際学会で、各国における英語教育実践例や研究結果が共有されました。国際学会における報告の成果は、本学英語グローバル学科におけるグローバル・スタンダードな英語教育に活かされています。