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What's New 森田杯・英文毎日杯 英語プレゼンコンテストで、英語文化学科の4年生ペアが準優勝!
昨年12月15日(土曜日)、京都外国語大学において「第12回 森田杯・英文毎日杯 ペアで紹介する日本文化英語プレゼンコンテスト」(主催:京都外国語大学、後援:毎日新聞社ほか)が開催され、英語文化学科4年生の松井瞳さん=写真左の左=と本田諭美さん=同右=のペアが準優勝を獲得し、二人に英文毎日杯が贈られました。「地域から発信する日本文化」をテーマに開催される同大会は、二人一組で発表する10分間の英語プレゼンテーションと、ネイティブ審査員による英語での質疑応答が審査されます。第12回目となる今回は、全国から集まった応募者の中から、第1次・第2次予選を通過した10組が本選大会(全国大会)に臨み、日頃の練習の成果を競いました。
準優勝を獲得した松井さんと本田さんのペア(ともに清水ゼミ=写真右=)は、”Banquet on the River”(水上宴会の醍醐味)の演題で発表。「なぜ、人は川の上で食事をしたがるのか」という素朴な疑問に焦点を当て、数百年にわたって受け継がれる川床と屋形船の文化の謎に迫りました。科学者に扮してすべてを脳科学的に論じる本田さんと、理屈よりも感受性に訴える松井さんの対照的な掛け合いは、科学的であると同時にとてもユーモラスで、会場では何度も大きな笑いが起きていました。
卒業前に最後の挑戦を果たした松井さんは後輩へのアドバイスとして、「まずは全国レベルのコンテストを実際に見学することをお勧めします。大会の雰囲気や出場者の気迫などを肌で感じると自身の刺激となり、意識やモチベーションが向上するからです。実際のプレゼンでは、とにかく終始笑顔で元気よく、そして焦らず落ち着いて話すこと。自分が聴衆だったらどんな構成が聞いていて面白いかを考えると、独自性のあるプレゼンに繋がるのではないでしょうか」と話します。
一方、全国規模のコンテストで優勝経験もある本田さんは、「改めて身をもって実感したのは練習量の大切さです。練習すればするほど、発表の質が上がると同時に自信もつきます。プレゼンでは観客に楽しんでもらうためにも自分が一番楽しむことが大切ですから、全国大会に向けて人一倍練習を積み、自信をつけた上で本当に心から楽しむ、ということが勝利への鍵だと思います」と後輩たちに助言してくれました。
これまでに多くの学生を入賞に導いてきた清水利宏准教授(英語スピーチ・プレゼンテーション研究室)は、「今回は、とにかくお客様を笑わせることを目標に、多角的なユーモアを織り込み、笑いを通じて物事の本質を描き出すという難易度の高い演出に挑戦しました。その分だけ、連日連夜の訓練も相当厳しかったと思います。上手な英語プレゼンができるだけでは平凡で、全国レベルの大会では入賞できません。英語文化学科では、常に時代の一歩先を見据えた「本物の」英語プレゼンの構成・発表技術を実践的に指導していますが、今回の受賞は、またその新たな成果となりました」と振り返っています。
同大会は、例年10月に予選、12月に本選が実施されます。興味のある人は、来年度の大会に向けて早めに準備を始めてはいかがでしょうか!
1/9追記:「大学ニュース」にも関連の記事が掲載されています。