アメリカ分校 アメリカ分校(MUSC)オンライン留学スタート
新型コロナウイルス流行の影響を受け、本学・本学科は今年度のアメリカ分校への留学中止を発表しました。しかしながら、アメリカ分校留学を目標に英語キャリア・コミュニケーション学科へ入学する学生は多く、新入生の学習意欲に応える形で、アメリカ分校教職員、ならびに本学科教員との協働で、アメリカ分校「オンライン」留学を2020年9月8日よりスタートさせることができました。
本年度で30周年を迎えるアメリカ分校の教育理念を継承し、言語習得の専門家たちが現地キャンパスからオンラインで授業を開講します。英語スキル系の科目だけではなく、留学時に予定されていたAmerican Studiesというアメリカ社会や文化、そして音楽などを学ぶ科目も開講しています。
異国の地を踏むことはできませんが、日本にいながらアメリカ分校の授業を受け、クオリティーの高い学修成果を残すことが目標です。現在、学生たちは留学時と同じく10名前後の少人数クラスで、ZOOMやGoogle Meetを活用したリアルタイムのオンライン授業を受講しています。
<アメリカ分校オンライン留学受講中の学生の声>
(英語キャリア・コミュニケーション学科1年生)
長濱ひなたさん
「オンライン留学だからこそ、対面授業の際には可能な横にいる友達に日本語で相談することができず、授業に集中し、自分でよく考え、解決出来なかったら英語で先生に質問するなど、自分で考える力がよりついたと思います。アメリカの先生たちも毎回違った企画を用意してくださって、とても充実したオンライン留学です」
久保晴香さん
「約1ヶ月前までは、スピーキングがまったくできませんでしたが、今は先生と一対一でも普通に話せるようになりました。英語を学ぶということがはじめて楽しいと感じています」
太田結月さん
「すごく授業が楽しくて、オンライン留学が終わった後の英語力がどれだけ伸びているか気になって仕方がありません」
瀧本 菜未さん
「通常留学よりオンライン留学の方が綺麗な文法で話すことを意識していると実感し、友人の意見を英語で聞くこと、オンラインでのゲームで毎日がワクワクと成長の日々です」
アメリカ分校留学プログラムのオンライン提供は、学生の語学学習の学びを止めることなく、ひいては将来の海外留学に挑戦する準備につながっていくでしょう。留学中止という未曽有の事態に面しましたが、今回の迅速な日米オンライン授業体制の確立は、本学学生1万人以上が学んできたアメリカ分校の教育経験、そしてアメリカと日本とのシームレスな教員間連携が大きく寄与したと言えます。
(英語キャリア・コミュニケーション学科)
※2024年度春学期を最後にオンライン留学は廃止されました。